ネットリテラシー検定機構

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-その他インターネットに関係する法律

不正アクセス行為の禁止等に関する法律

以下のように、他人のメールをのぞき込んだり、勝手に書き換えたり、有料サービスを勝手に使ったり、ゲームのアイテムを使ってしまうなどの犯罪が後を絶ちません。

  • 芸能人のフェイスブックやクラウドに不正アクセスして、閲覧したほか、パスワードを変更したとして逮捕・起訴。(2016年6月、長崎・東京)
  • 遠隔操作ウィルスを有料放送の無料視聴ができるソフトと装い、インターネットからダウンロードした他人のパソコンに不正アクセスし、個人情報を抜き取ったとして高校生を不正指令電磁的記録強要や不正アクセス禁止法違反で書類送検。(2016年2月、東京)
  • 職場から約1万人の個人情報を持ち出し、アイドルの非公開SNSをのぞき見していたとして県職員を個人情報保護条例と不正アクセス禁止法違反で逮捕。(2016年1月、岐阜)
  • 立場を悪用して顧客の携帯電話のメールをのぞき見し、携帯電話会社の顧客情報管理システムにアクセスして自分の携帯電話に転送されるように設定したとして私電磁的記録不正作出・同供用や不正アクセス禁止法違反の疑いで携帯電話販売会社元店員を逮捕。(2016年1月、埼玉・東京)
  • 他人のIDやパスワードを使ってインターネットオークションサイトにアクセスしたとして少年を逮捕、送検。(2015年10月、大阪・神奈川)
  • 乗っ取ったパソコンの解除の「身代金」を要求するウィルス(ランサムウェア)を作成するツールを保管したとして、不正アクセス禁止法違反で家裁送致されていた少年を不正指令電磁的記録保管容疑で書類送検。(2015年8月、神奈川・東京)

技術的な欠陥(セキュリティホール)を狙って、他人のIDやパスワードを盗み取るような悪質な行為もありました。

不正アクセスでは、IDとパスワードを知られてしまうと、本人に成りすますことでき、それが大きな問題に発展します。ログインIDとパスワードは絶対に他人には分からないような管理をすることが必要です。他人に乗っ取られないように、わかりやすいようなIDやパスワードの使い回しをしたりすること、他人に教えたりするようなことは避けましょう。万が一乗っ取られて被害が発生した場合には、サイトの管理者等連絡し、早急に対応を求めることで被害の拡大を防ぎましょう。