窃盗とは、人の財産を断りなく勝手に使用したり持ち去る行為のことです。「泥棒」のような悪い人や行為とは関係ないと思うかもしれませんが、何気ない行為が窃盗罪に当たることがあります。
外出先での勝手なスマホ充電が電気窃盗として近年では問題となるケースが発生しています。2008年に駅構内のコンセントから無断で携帯電話を充電した大学生が摘発されたケースがあります。被害額はわずか3銭(100分の3円)です。電気には形がありませんが、所有権が認められた財産ですので、これを盗むことが問題になるわけです。
このほか、横領した品物をインターネットのオークションサイトで販売するケースが問題になることがあります。インターネットは単なる手段に過ぎませんが、いずれにしても非常に重たい罪に問われます。