データを集積してこれを分析、活用することは有用な利益をもたらします。しかし、一歩間違えれば、大変な損害を被ってしまう恐れがあります。その最大の危険は、データを保存したファイルの紛失と機械の故障等によって読み取れなくなることです。
クラウドサービス等のデータ保管が組織的に行われている場合などは、保守管理契約によって個々のユーザーが気にする必要はありませんが、それぞれのコンピュータに日々使うデータが保管され、管理が個人に任されているような場合、定期的に別のハードディスクなどにバックアップをしておくことが必要です。データ容量によってかなりの時間がかかりますので、帰宅後や休日など、ふだんコンピュータを使わない時間帯を利用して、定期的にバックアップするようにして下さい。
なお、どんなコンピューター上のサービスやシステムも、万全ではありません。今まで使っていたサービスが急に使えなくなってしまうということも、場合によっては発生します。そのようなことを前提に考えて置くことは、コンピュータを利用する上で非常に重要です。