ネットリテラシー検定機構

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-脅威の種類

前述のとおり、インターネットを利用するのは善意の人たちばかりではありません。また、やってはいけない行為等もあります。インターネット上には以下のような様々な脅威がありますが、主要な脅威を学び、それらに対しての対策を理解しましょう。

 

脅威の種類 内容
デバイスの破壊活動 使っているコンピューターを破壊(ソフトウェア的)させることを目的にした攻撃のこと。 コンピューターウィルス、スパムメール、USB等
情報の改ざん 第三者がコンピュータおよびコンテンツの管理者に無断でコンテンツデータを書き換えることです。主にWebページの企業情報や個人情報、コンテンツの一部またはすべてを書き換える行為や、データの不正閲覧や改ざんを行った痕跡を消すために、アクセスログを抹消するものが該当します。目的は営利目的のものから、他者を誹謗するためのもの、政治的主張のもの、あるいは愉快犯的なものまで、様々です。 不正アクセスによるデータの改ざん

コンピューターウィルス

情報の盗難 他人の携帯電話やスマートフォン、パソコン、タブレットなどの電子機器にから、その機器の所有者の許可を得ずに中に記録されている電子データ(電磁的記録)を抜き取って持ち出すことを情報の盗難といいます。企業情報などが盗まれた場合、甚大な被害につながる場合もあります。また、個人情報の盗難が犯罪につながり、思わず巻き込まれるケースもあります。まず、犯罪者があなたの個人情報を盗み、次に、その情報を利用してあなたになりすまし、詐欺行為を行うというものです。情報が盗難が発生した時点でも対策をとらなければいけないということを理解することが重要です。 コンピューターウィルス

不正アクセスによる情報の盗難による

フィッシング詐欺

データ流出・損失

犯罪の手段として利用 自分自身のコンピューターが不正にアクセスされた結果、そのコンピューターを使ってさらに他人のコンピューターに不正アクセスするなど犯罪を行うことが可能となってしまいます。意図せず、自分自身のコンピューターが犯罪に使われ、巻き込まれることになりますので、不正アクセスにはくれぐれも注意が必要です。 不正アクセスによる操作、踏み台攻撃
詐欺等の行為 インターネット上では情報の盗難目的、金銭目的等の詐欺行為があります。ネット上だけでは完結せず電話がかかってきたり、インターネットを介した商取引の中で行われる場合もありますので、注意が必要です。 高額架空請求

フィッシング詐欺

ネットショッピング、オークションでの被害

その他 自己のネット上への書き込みが、法律に抵触するケース。(詳細は法制度以降の章で学習します。)

また、一般的に子供に有害と思われるアダルトサイトや出会い系サイト、さらには犯罪や暴力を助長させるような危険なサイト、内容に信ぴょう性のない偽サイト等、いわゆる「有害サイト」がネット上には存在します。

プライバシーの侵害

著作権侵害

未成年者に有害または不適切な情報