ネットリテラシー検定機構

ネットリテラシー検定機構

-データの取り扱い

1.自分が何のデータを送っているのか。

インターネットを利用する際には、自分がデータを外部に送信し、それらが時には利用されていることを認識する必要があります。

メールやメッセージなど、相手とのやり取りの際には、自分のメッセージを特定の相手に送信していることは意識できると思います。しかし、外部にデータを送信しているので、暗号化されていない環境だと、第三者に盗み見られる可能性があることを頭に留めておかなければなりません。また、IDやパスワードなども安易にメッセージでやりとりすることは同様の理由で非常に危険です。(もちろん誤った相手に送付してしまうケースもあり、細心の注意を払う必要があります。)


また、動画や画像などをネット上にアップすることも、外部に送信していると認識できると思います。気をつけなければいけないのは、アップした動画や画像がどの程度まで公開されているか、です。アプリケーションやサービスの設定によっては、世界中から見ることが可能になります。

問題は、検索をしている時や、広告をクリックしている時です。こうした行為は、意識せずに行っていてもデータとして蓄積され、企業のマーケティングデータとして利用されています。例えば、一度クレジットカード会社のホームページに訪問したあと、頻繁にクレジットカード会社のデータが表示されるなどの経験はないでしょうか?これはあなたの興味をリサーチし、その興味に基づいて広告等を表示する機能をインターネットは有しているからです。

また、またGPS機能をONにして、現在地などを確認している時も注意が必要です。設定によっては、自分の位置を第三者が知ることも可能となります。OSやアプリケーションの機能によって、気がつかずして位置情報データを外部に送信してしまいますので、十分な注意が必要です。