インターネットなど、情報を伝える媒体が増える中、メディアリテラシーの重要性が高まっています。
「メディアリテラシーをどのように学習すれば良いのか」「メディアリテラシー教育にはどのような教材が向いているのか」など、疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、メディアリテラシー教育の導入を検討している企業担当者のみなさまに、教材の種類や特徴、効果的な活用方法を解説します。
インターネット環境に特化した能力を測る「ネットリテラシー検定」についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
企業向けメディアリテラシー教材の種類5選
メディアリテラシー教育に適した教材は、大きく分けて以下の5つに分類されます。
- テキスト教材
- ワークシート教材
- 動画教材
- ゲーム教材
- eラーニング教材
これらの教材を社内教育に取り入れることで、効率的にメディアリテラシーを学び、社員一人ひとりの意識向上を図ることができます。
ここでは、それぞれの教材の特徴と活用方法について解説します。
種類①:テキスト教材
テキスト教材は、講義による解説とあわせて取り入れられるほか、図表を活用して視覚的に理解を深められます。
テキスト教材の主な特徴やメリットは以下のとおりです。
- 講義と合わせて視覚的に理解できる
- 図表やグラフで分かりやすく解説されている
- 研修前の予習、研修後の復習が可能
- 修正・再利用できるため研修担当者の負担を軽減できる
メディアリテラシーの学習内容は、情報を読み取る能力からメディアを活用する能力など範囲が広く、研修後に復習できる点がメリットです。
また、市販のテキスト教材を取り入れれば、研修担当者の負担を最小化できるうえ、メディアリテラシーについて体系的に学ぶことができます。
必要に応じ、自社業務で重視する内容をレジュメや副教材にまとめ、テキスト教材と組み合わせて活用するのもよいでしょう。
種類②:ワークシート教材
メディアリテラシー教育には、ワークシート教材の活用も効果的です。
ワークシート教材とは、書き込みを通じて知識を整理し、思考力を育成することを目的とした教材です。
ワークシート教材の主な特徴やメリットは、以下のとおりです。
- 書き込むことで知識を定着できる
- 自ら考え、判断する能力を身につけられる
- テーマごとに深く掘り下げた学習ができる
- 研修担当者の負担を軽減できる
ワークシート教材は、書き込むことで知識の定着が図れるほか、さまざまな事例について自ら考え、判断する能力を習得できる点が特徴です。
また、「情報の見分け方」「メディアの活用法」などテーマごとにワークシート教材を用意することで、深く内容を掘り下げた学習が可能になります。
ワークシート教材は無償で配布されているものも多く、取り入れることで研修担当者の負担を最小化できる点もメリットの一つです。
種類③:動画教材
動画教材はパソコンやスマートフォンがあれば、時間や場所を選ばずに学習できるため、社員一人ひとりが個別に学習できる点が特徴です。
集合研修と異なり全社員を集める必要がないため、都合の良いタイミングで学習できるのは動画教材を利用する大きなメリットといえるでしょう。
動画教材は繰り返し視聴できるため、理解できない部分を重点的に復習でき、学習内容の理解に効果的です。
また、講師による講義内容や質の違いがなく、すべての社員が同じ内容の研修を受けられる点も、動画教材ならではのメリットといえます。
メディアリテラシーの動画教材は多数公開されており、なかには無料で利用できるものもあります。
コストを抑えやすいのに加えて、教材のテーマが豊富なため、継続的な研修を実施したい企業におすすめです。
種類④:ゲーム教材
ゲーム教材は、体験的な学習ができるため記憶に残りやすく、理解度を向上させやすい点が特徴です。
ゲームとして研修に取り入れることで、大人も楽しみながらメディアリテラシーを学ぶことができます。
メディアリテラシー欠如による判断ミスは、企業の損失につながる可能性があるため、ゲーム教材で擬似体験することは、危機対応の訓練に有効です。
また、協力型のゲーム教材を取り入れれば、部署や役職を超えて社員一人ひとりのメディアリテラシーを標準化できます。
ゲーム教材は動画教材と同様に、多数公開されており、ほとんどが無料で利用可能です。
クイズ形式の教材などを取り入れることで研修のバリエーションが広がり、学習の継続性が高まり、長期的なスキル向上に貢献します。
種類⑤:eラーニング教材
eラーニング教材とは、パソコンやスマートフォンを使い、インターネットを活用して学ぶ学習方法です。
動画や音声を組み合わせた教材が多く、理解度を確認できる「チェック機能」が備わったコンテンツもあります。
eラーニング教材は、これらの特徴から、社員一人ひとりのメディアリテラシーの理解度や受講状況を可視化したい企業におすすめです。
また、時間や場所を選ばず受講でき、自分のペースで繰り返し学習が可能なため、集合研修が難しい場合にもおすすめの学習方法です。
ただし、eラーニング教材は学習を進める中で、疑問点が解決できなかったり、モチベーションが維持できなかったりする可能性もあります。
「座学研修や他の研修方法と組み合わせる」「定期的にグループディスカッションを取り入れる」などの利用方法がおすすめです。
メディアリテラシー教材の効果的な活用方法
メディアリテラシー教材は、以下のとおり活用することで、より効果的な学習が可能です。
- 世代や部署に適した教材を選定する
- 実施方法とスケジュールを考慮する
- 理解度を把握する
ここでは、メディアリテラシー教材の効果的な活用方法について解説します。
方法①:世代や部署に適した教材を選定する
メディアリテラシー教材を効果的に活用するには、世代や部署に適した教材を選定することが欠かせません。
たとえば、子どもの頃からデジタルに接して来た若年層と、管理職・役員層とでは、インターネットに対する感覚や捉え方が大きく異なります。
すべてを同じ内容にすると、十分な理解や行動変容が期待できないため、年齢層に応じた教材の活用が重要です。
また、広報など発信を担う部署と、販売・接客など対人業務が中心の部署では、必要なメディアリテラシーの知識やスキルも異なります。
部署ごとの業務内容に合った教材を活用し、より実践的な研修を行う必要があります。
方法②:実施方法とスケジュールを考慮する
メディアリテラシー教材は、研修の実施方法とスケジュールを考慮することで、より効果的に活用することが可能です。
たとえば、まとまった研修時間を取りにくい場合は、空いた時間を利用できる動画教材による研修がおすすめです。
社員が学習しやすい教材を選定することで、研修の効果をさらに高めることができます。
また、研修スケジュールを適切に設定することも大切です。
日常の業務量に合わせ、無理のない範囲で、メディアリテラシーの基礎から実践的な知識まで学ぶことができるスケジュールを設定する必要があります。
方法③:理解度を把握する
メディアリテラシー教材を効果的に活用し、研修の効果を向上させるためには、学習内容の理解度を把握することも重要です。
研修終了後に理解度のテストを行う、または定期的に復習を兼ねたテストを実施するなどの方法が考えられます。
また、理解度を把握するには、eラーニングの活用も有効です。
eラーニングには、理解度を確認するテスト機能が搭載されている教材も多くあるからです。
eラーニングを活用すると、研修担当者が社員一人ひとりの理解度を把握できるため、適切な研修スケジュールを設定することにもつながります。
メディアリテラシーを基盤としたネットリテラシーの重要性
インターネットの活用が日常化している現在、メディアリテラシーを基盤としたネットリテラシーの重要性が高まっています。
ネットリテラシーはインターネット環境に特化しているため、身につけることで、インターネットに関するリテラシー向上を目指せます。
ネットリテラシーについて、体系的で実践的なスキルを身につけるには、当機構が実施するネットリテラシー検定の導入がおすすめです。
企業研修の一環でネットリテラシー検定を取り入れると、学習効果が「見える化」され、社内におけるネットリテラシーのばらつきを防止できます。
また、合格者は名刺に検定合格ロゴを入れることができるため、企業として対外的な信頼性の向上が可能です。
まとめ:ネットリテラシー教育に教材の活用が効果的
インターネットが普及した現代において、社員のネットリテラシー向上は、企業にとって急務といえる問題です。
本記事で紹介したメディアリテラシー教材の活用方法を参考に、自社に合った方法を取り入れ、効果的な研修を実施してください。
また、インターネットの活用機会が多い現代では、ネットリテラシーを基盤とした教育がより重要です。
ネットリテラシー検定を活用して、正しいネットの使い方を身につけることも重要です。
社内教育の一環として、ネットリテラシー検定を取り入れたい方は「企業・団体・学校のご担当者様へ」のページをご覧ください。