「うわさ」や「流言」、「デマ」(以下、総称して「流言等」といいます。)は、インターネットの中を、口コミとは比較にならないほど、恐ろしいほどのスピードで伝わっていきます。
これらの流言等は、
という特徴をもち、社会現象として結果的に広がっていきますが、問題は、こうした誤った情報が、人命や身体に危険をもたらしたり、経済的な被害や心理的な被害、偏見や差別の助長に繋がったりすることです。
もっとも簡単に判断できる方法として、「・・・らしい」という言葉を探すことです。これが現れたときには、内容が本当かどうか、発信者本人が確認していないことを意味します。
また、不確かな情報しかない場合、持っている情報の量や質が異なりますから、話者同士で「尾ひれ」が付いて話が変化する恐れがあります。東日本大震災でもさまざまな流言が発生しました。このときにはインターネットも使われています。「・・・らしい」という情報を見たとき、聴いたときに私たちが気をつけなければいけないのは、内容を確認せずに次の人に伝えないということです。あなた自身が流言等のもとになってしまってはいけません。
第1章 情報セキュリティ
第2章 マナーと倫理
第3章 法制度(刑事事件)
第4章 法制度(民事事件)
第5章 知的財産権
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