ネットリテラシー検定機構

ネットリテラシー検定機構

はじめに

インターネットとは、世界中のコンピュータ等の情報機器をケーブルや無線で繋いだネットワークのことです。人々は、インターネット上に情報を蓄積し、またプログラムによって様々なサービスを提供しています。あなたはインターネットを利用して、簡単に情報を集め、また情報を発信し、コミュニケーションを図ることができます。その便利さから、インターネットは今日では社会に必要不可欠なインフラといえるでしょう。

あなたの携帯電話、スマートフォン、タブレット、パソコンなどのコンピュータ端末を「インターネット」に接続するという行為により

  • 世界中にある情報(文字データ、画像、動画など)を閲覧することができるようになります。
  • 無償または有償の様々なサービスを受けることができます。
  • 人とのコミュニケーションを容易にすることができます。
  • 情報をインターネット上に転送することによって様々な人に情報を発信することができます。


しかし、インターネットを一般の人々が利用するようになったのはここ20年ほどです。

残念なことに、現実世界と同じように、インターネットを利用するのは善意の人たちばかりではありません。進歩したインターネット技術を悪用して、様々な犯罪や扇動が発生しており、インターネットを利用する上で、私たちにはさまざまな危険が降りかかっています。また、インターネット上で自分自身の意図せぬ言動により、トラブルに巻き込まれることも社会的問題となりつつあります。

  • 友人からメールできた添付ファイルを開いたら、パソコンが青い画面になり、壊れてしまった。
  • 「拡散希望」というメールが友人から来たので、友達に転送したら、怒られた。
  • ネットサーフィンをしていたら、身に覚えのない請求書が送られてきた。
  • 日常的に使っていたSNSで書きこみをしたら逮捕された。
  • 業務中に悪ふざけの動画をアップしたら、会社に多大な損害を与えてしまい、解雇された。

上記のようなことが、現実の問題として発生しています。これらの問題は「ネットリテラシー」の欠如が原因と考えられます。

当検定機構では、ネットリテラシーを「インターネットの便利さと脅威、ルールを理解し、適確な情報を利用して、よりよい情報発信することができる能力」と位置づけ、情報セキュリティ、マナーと倫理、法制度(民事、刑事)、知的財産の観点から、社会全体のネットリテラシー向上に取り組みます。

第1章 情報セキュリティ

インターネット上のサービス 脅威の種類 IDとパスワード データの取り扱い バックアップ アプリケーション セキュリティの確保 公衆LAN/無線LAN 機器等の処分/廃棄

第2章 マナーと倫理

利用する 場所・時間・目的 インターネット上の情報 危害を与える表現・行為 システムへ負荷をかけるもの

第3章 法制度(刑事事件)

刑法 その他インターネットに関係する法律 青少年・児童 守秘義務違反 その他

第4章 法制度(民事事件)

民事事件とは 名誉棄損 信用棄損 プライバシー / 肖像権の保護 個人情報保護法 ヘイトスピーチ(憎悪表現) 第三者への責任

第5章 知的財産権

著作権制度 商標権 意匠権 特許権 / 実用新案権

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