名誉毀損とは、人の社会的評価(名誉)を低下させるような具体的な事実を不特定多数に対し公表し毀損させることです。
すべての人(法人も含む)に、「名誉」といわれる社会的な評価があります。これまでに生きてきた社会のなかで得たもので、友人や知人の間だけでなく、その活動範囲の広さに応じて、社会から相応の評価を受けています。他人の名誉を傷つけた時には、懲役(3年以下)や罰金(50万円以下)といった刑事的な処罰を受ける場合と、民事的な損害賠償請求を受ける場合があります。
インターネット上に、名誉を毀損するような事実を公表すると、瞬く間に広がりますので、他人の名誉を傷つけるような表現を用いることは避けるべきでしょう。
他人から悪口を言われたことは誰しもあると思います。他人から公然と恥ずかしいことや悪口を言われれば、あなたの意外な一面を大勢の人に知られてしまい、嫌な思いをしますね。力によって痛めつけられる暴力だけでなく、言葉によっても人は傷つきますし、ひどければ、社会で生活していくことが困難になってきます。それは誰にとっても同じだということを、忘れてはいけません。
第1章 情報セキュリティ
第2章 マナーと倫理
第3章 法制度(刑事事件)
第4章 法制度(民事事件)
第5章 知的財産権
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